【育成】若手が上手く動いてくれない時は自分の指示が悪いと思え
どうもRedgrayです。
プロジェクトマネジメントの課題事例を考察して、現場で使えるプロマネ小技集を積み上げていく「PM裏通り」にようこそ。
本ブログを「PMO、プロジェクトマネージャ」の指南書にすべく書き連ねていこうと思います。
今日も実際のプロジェクトで起こったことを題材に、プロジェクトマネージャの視点でスキルアップを図っていきましょう。
と言っても、今日の題材はユーザー企業PMに限らない、一般的な題材です。
若手が上手く動いてくれない、期待通りにアウトプットし出してくれない、こんな困りごとをしている先輩方は世の中にたくさんいるでしょう。今日はこの様な題材。
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今日も私が関わっているプロジェクトでこんなことがありました。
ベテランSEがぼやいていました。
ベテラン「若手のあいつはわしの期待通りに立ち振る舞ってくれないんだよ・・・」
ベテラン「もっと上手く動いて欲しいんだけど」
私「ちゃんと指示は出したの?」
ベテラン「出したよ。それぞれのチームの情報をまとめる様に指示したんだ。」
私「それだけ??」
ベテラン「それだけだけど、全部言わなくてもわかるでしょ。わしが若い時はやっていた。」
私「それでは絶対ダメだよ。。」
明らかにダメベテランパターンですね。よくありますこの状況。
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ダメな理由は「具体的に指示を出していない」から
色々なチームの情報をまとめてマネジメントや顧客向けの報告資料を作るシーンはよくあるでしょう。この場合、
・どの様に各チームの情報を集めるのか
・どの様にまとめて資料化して欲しいのか
ここまでを具体的に伝える必要がありますね。
たとえば、
・各チームに報告して欲しい情報をテンプレート化して、情報を集めよう。そうしないと、みんなバラバラな報告を上げてくるからね。
その作業をやらなければならない理由をきちんと説明することで作業を納得させよう。
・テンプレートの項目は、状況まとめ、主要課題、予定に対する進捗・遅れを週単位で書けるようにして。まずはテンプレートを作ってできたらそこで見せて。OKなら各チームに案内を出そう。
・作業の案内を出すチームはxとxとxのチームね。体制表のこのレベルのリーダクラス全員に出してね。
・案内を出す時は納期を必ず設定してね。今回は2日程度でいいかな。
作業の進め方も段階的にどの様に進めるのか、具体的に指示を出さないといけません。
・そのあとで、集めた情報で資料をまとめて欲しいんだ。まとめた資料は部長クラスに報告することが目的だよ。部長にわかる細かさでまとめてね。部長はビジネス部門よりだから、言葉も選ぶ必要があるよ。あまり技術的なことを書いてもわからないからね。
目的を伝えることで、ゴールイメージを共有しやすくすべし。
・どの様に書いたら良いかわからなかったら、まずは別の先輩が以前作ったこのサンプル資料をあげるから真似して書いてみて。目次からこのサンプル資料に合わせて作ってみて。
サンプル資料をあげることは、若手に効率的に作業をさせる定石パターン。
などなど、ここまで伝える必要があると思いましょう。
若手なら細かく。
中堅ならもう少し柔らかい指示でも良いでしょうね。
相手のレベルに合わせて具体的に指示を出すことを意識すべし。
これができないならば、若手ではなく「あなた」がダメなんだと思いましょう。
ところで、ブログの口調を変えてみました。これまでの記事を読んでもらえればわかると思うけど、これまでは「・・・だ。」「・・・だろう。」と言った口調で書いてました。ただ、やっぱ自分には合わないですね笑。デスマスを入れないとなんだか難しいです。ということで書きっぷりから今回から唐突に変わっています。やっぱりこの書き方の方が自分で書いていてもテンポがいいな。
過去記事を修正するのも面倒なので、そのままなのはご愛嬌。
それでは今日はこのへんで。
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