ぷろまね裏通り-わかりやすい事例から学ぶプロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントの分かりやすい事例ってないの?PMO運営のコツってなに?プロジェクト管理とは何か?ユーザー企業システム部門の役割とは?グローバルプロジェクトのコツは何か?を考えるブログ。わかりやすい数々の小事例から、あなたのスキルをアップさせます。ベンダー側、ユーザー企業双方のPMのヒントになるわかりやすい事例を蓄積し、気づきを提供します。PMの海外出張もサポート。資格もいいけど現場知識を習得しよう。

使えないパーティキャラは「入れ替え」るべし:体制

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どうもこんばんわredgrayです。

 

プロジェクトマネジメントの課題事例を考察して、現場で使えるプロマネ小技集を積み上げていく「PM裏通り」にようこそ。
本ブログを「PMO、プロジェクトマネージャ」の指南書にすべく書き連ねていこうと思います。

 

といつも書き出していたけど、ブログのコンセプトをプロマネにするかどうか再検討中。。。書きたいことではあるんだけど、SEOを考慮すると他のコンセプトもありだなと思ってきた次第。

 

とは言え、ひとまずこのままのタイトルで進みます。数ヶ月後に別のタイトルのブログサイトになっているかもw

 

今日のお話は、パーティに使えないメンバーが居た時の話。ドラクエの遊び人は使えませんが、楽しませてくれるし、将来賢者になる有望株。遊び人であれば良いのですが。。。

 

 

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委託先からはいろいろな人がやってくる。ダメな人も。。

 

ユーザー企業から請負解約ではなく、

準委任契約で発注を出した場合や、

ベンダーの立場で、

二次請け、三次請けベンダーに発注を出した場合

別の会社から人がやってきます。


そんな時に「あるある」なのが、パフォーマンスの出ない、ダメな人、ポンコツがやって来た、というシチュエーション。ひどい言葉ですが、わかりやすく書くために使ってます。redgrayも日常では口にしませんよ。


どうしてもそういう人が来る事あるよ。世の中には色んな人がいるのだから仕方がない。

 

そういう「ダメくん」にも良いところもある(ハズ)。「凄く優しい」とか。「料理が上手い」とか。「足が早い」とか。

 

たまたまあなたのチームでパフォーマンスが出せなかっただけ。

だけどあなたのチームで足を引っ張られる事もある…。


さぁこんな時、貴方ならどうする?

 

コマンド 「入れ替え」を使えるか。

 

馬車にいる仲間と容赦なく入れ替えができますか?(馬車なら戦わなくても経験値が貯まるからまだマシなのですが。。。)

 

ここではユーザー企業の立場に例えて書きます。

 

一人月200万とか、300万払って外部委託していたとして、きてくれた人にその価値がないなぁと心では思っている。

 

「かわいそうかな」、

なんて優しさは一切無用です。

 

多くの人は会社の予算で発注してるでしょう。

その「ダメくん」に200万円の価値がないとしてもそれは会社のお金。

それがあなた自身のお金だと思ったらどうですか?

 

200万も出せるか!って気持ちになると思う。

あなたが社長で、自分の会社のお金だと思っても、同じ気持ちになると思う。


言いたいことは、「だめだなこの人」と思ったら、躊躇は無用。
我慢して委託し続けたとして、苦労するのはあなた自身。

あなたの担当している仕事がうまく行かなかったら、あなたの会社でのボーナスが減る、評価が下がる。

 

このことをきちんと理解しておく必要があるよ。

 

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「入れ替え」を伝えるには明確な理由がいる

委託先に「この人だめだから、変えてください」と言う時に、必ず必要なのがその理由と事実に基づく物的証拠。

 

委託先の営業に「変更はわかりました、でも何で変更なんですか?」

と問われた時に納得のいく理由が必要です。

「好きじゃない」とかはダメw。

 

具体的な理由を説明することが必要です。

「この設計書の作成を委託していたが、内容が全くダメ。具体的には、こことここ、全部で94箇所修正指示を出した。本当にベンダーのエンジニアですか。」

とか。

「会議中に何度言っても議事録を取らない。5回も同じ指摘をした。」

とか。

「会議中に寝る」

とかw。私なら速攻で「入れ替え」ますね。

 

以前「不潔だから変えてほしい」という事例も聞いたことあったな。。

エンジニアの世界ではいますね。際立った能力を持っているけど、ちょっとだけ不潔な人。私ならパーティに入れますw


馬車の仲間の「入れ替え」が使えるのは勇者であるあなただけ。

「チェンジ」って言える権利を持つのは「あなただけ」ではないですか?もしそうなら、自分がそういう立場である事を自覚する必要があるよ。

 

上司も「あの委託先の人変えたら?」なんて言わないだろうし、
あなたの部下も「先輩、あいつだめだから変えたほうがいいんではないですか?」なんてなかなか言わないだろう。部下がそう言ったとしても、最後に決めることができるのは「あなただけ」。

 

あなが自身が、決定できる立場であるかどうかをよく考えて、そうであれば自覚しよう。

 

そうすると「入れ替え」に躊躇なんて無用であることがわかるはず。

 

つい先日もredgrayが参加するプロジェクトで、委託先の人に文句を言いながら、しかもダメさ加減が度を越しているのに、我慢しながら委託し続けてる人を見たので、書いてみたよ。

 

自分の立場、自分にしか決定できない事を、自覚しよう。

 

勇者には、パーティの「人を見る目」が必要

そして、勇者であるあなたに求められるのは「人を見る目」。


あなたに「人を見る目」つまり、パーティのメンバーが「できる人」か、「できない人」か、を判断する「目」をあなた自身が持っていないと、この「入れ替え」の判断はできないです。

 

言い換えると、あなたのレベルに合わせて委託先の人はやってくるものです。

(気前の良い予算を持っていたら別。)

 

育成目的の場合は別なので注意

ただし、育成が目的の場合は別。「ダメくん」でも我慢して使いましょう。委託先であれば、「育成目的」ということはそうそうないと思うけど。

 

また委託先ではなく、自社の後輩である場合も同様で、我慢して育成しましょう。